2.主な事業(剣道大会以外)

 

① 講習会・研修会

●全国選抜少年剣道合宿錬成会

※全国選抜少年剣道合宿錬成会
各都道府県支部より選考された小中学生剣士を対象に、毎年4月1日から4日までの3泊4日の日程で、全日本少年剣道錬成会館にて行われています。普段の環境と異なる場所で、講師や新しい仲間と寝食を共に、正しい剣道を学び団体生活を体験します。この体験を、今後の人生や剣道に活かさせることが狙いです。

 

● 剣道指導者研修会

この研修会は、毎年2回(11月・3月)、加盟団体の指導者の技術と指導力の向上を図る目的で開催されています。全日本少年剣道錬成会館にて2泊3日、講師と参加者が寝食を共にして修錬します。

参加者は約50名。内容は剣道の基本、剣道形、木刀による剣道基本技稽古法、講話等です。
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● 地区剣道道場指導者講習会

この講習会は、本部と各地区との意見交換、地区間の交流、地区道場主・指導者に対する少年指導法の充実を図り少年剣道の普及発展を資するため、毎年数ヶ所、開催可能な県で行われています。内容は主管する支部において決まりますが、主に剣道形、木刀による剣道基本技稽古法、審判法、基本稽古によって実施されます。

● 居合道講習会

この講習会は、剣道の理念(剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である)にのっとり、剣居一体の精神を活かす目的で、各道場の居合道愛好者のために年に一度11月に、全日本少年剣道錬成会館において開催されています。講義内容は全剣連制定居合の正しい習得について行われ、毎回40名以上の参加者が熱心に受講しています。
 

● 京都会員講習会

全日本剣道連盟主催の全日本剣道演武大会(京都大会)に合わせ、開催期間中、京都武道センターにおいて、加盟団体の指導者の技術の向上、発展、交流を図るために開催されます。講師は教士八段以上60名、参加者は300名を超えています。地方の会員は日頃接することのできない先生方との稽古を楽しみ、自己研鑽に勤めています。
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②剣道少年団

剣道を通した少年少女の健全育成を目的にしています。日本少年団研修会、海外少年剣士との交流等を行います。

●体験発表

剣道から学んだ体験をスピーチ形式で発表します。予選会である各都道府県研修会から各地区研修会を経て、全国大会(日本剣道少年団研修会)に参加します。全国研修会において最優秀賞を受賞した者(小・中各1名)は、同年夏に日本武道館にて開催される全国道場少年剣道大会において、参加者・来場者一万人の前で発表します。毎年、最優秀発表者は力強く発表し、多くの観客に感動を与えています。

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● 書道展

上記体験発表の全国大会にあわせて、文武不岐の精神で、書道展が行われます。毎年12月に課題手本を発表し、作品を募集します。応募作品の中から厳正なる審査によって入賞作品が選ばれます。体験発表全国大会の会場において、入選作品の展示および表彰を行います。毎回4,000点を超える作品が集まり、800点あまりを入賞としています。
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● 剣道少年団表彰

少年団活動を積極的に行った少年団及び団員・指導顧問を、年度ごとに表彰致します。支部の推薦により本部にて選考致します。表彰楯は、各都道府県大会などにおいて授与されます。

● 海外交流

全国道場少年剣道大会、全国道場少年剣道選手権大会および日本剣道少年団研修会(体験発表)の各優勝者を海外に派遣し、現地の少年少女剣士との交流稽古、交流試合を行います。

過去にブラジル、ハワイ、台湾、韓国、ヨーロッパ諸国に派遣致しました。

また、第42回全日本少年剣道錬成大会において、日タイ修好120周年事業でタイより少年少女剣士を15名、第43回大会ではブラジル移住100周年記念として、ブラジルより5名の少年少女剣士を日本に招聘しました。

③ 全日本少年剣道錬成会館

昭和60年(西暦1985年)、約2000団体の道場主と約100万人の少年少女剣士の浄財をもとに、当時の日本船舶振興会(現在の日本財団)の補助金や全日本剣道連盟の協力を得て、東京都日野市に設立されました。
50名ほどの宿泊施設を擁しており、現在は各講習会、加盟団体の合宿や、少年少女・婦人・一般対象の剣道教室を開き、広く一般にも開放しています。

④都道府県支部等の少年剣道大会並びに講習会等の後援事業

各支部主催による少年剣道大会、講習会、また、各道場における記念大会等の後援事業を行っています。

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